㈱らむれす・三角山放送局が、法務省「安全安心なまちづくり関係功労者」表彰を受けました!
「安全安心なまちづくり関係功労者表彰」とは・・・
平成17年12月の犯罪対策閣僚会議において、犯罪に強い社会の実現のため、
安全安心なまちづくりを推進する機運を全国的に波及・向上させ、国民の意識と理解を深めることを目的として、
毎年10月11日を「安全安心なまちづくりの日」とするとともに、関連行事として内閣総理大臣表彰を
実施することとしたもので、「防犯活動」を表彰の対象として創設されました。
平成28年12月に施行された再犯の防止等の推進に関する法律(平成28年法律第104号)第22条第2項において、
「国は、再犯の防止等の推進に寄与した民間の団体及び個人の表彰に努めるものとする」と規定された
ことなどを受け、平成30年から「再犯の防止などに関する活動」を表彰対象に加えることとなりました。
㈱らむれす・三角山放送局は、札幌刑務所様の推薦を受け、
「再犯の防止等に関する活動」を評価いただいての受賞となりました。
功績概要として、
平成23年から札幌刑務所における所内DJ番組「苗穂ラジオステーション」を制作し放送している。
同番組では、受刑者のリクエストした曲を流す際、受刑者のメッセージをDJのコメントともに
紹介しているところ、地域住民にも受刑者の声を届けることを目的として同年から一般放送を
開始した。同刑務所内で月2回、30分番組として放送され、同刑務所での放送後、
同じ内容で一般放送されている。地域住民の再犯防止に対する理解を促進する取り組みでもあり、
再犯防止に大きく貢献している。
などが、認められました。
●首相官邸ホームページ「安全安心なまちづくり関係功労者表彰」https://www.kantei.go.jp/jp/104/actions/202511/18machizukuri.html
●法務省「安全安心なまちづくり関係功労者表彰」
https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho06_01358.html
【三角山放送局とは】
1998(平成10)年4月1日に開局したコミュニティFMです。女性や子ども、お年寄り、障害をのある人、
セクシャルマイノリティなど。多様なかたがたの声を決して切り捨てず、
積極的に発信する「いっしょに、ねっ」をステーションコンセプトに掲げ、
地域メディアとして、ラジオ放送、イベント制作をおこなっています。
【企画意図】
罪を犯し刑罰を受け、受刑者はそれぞれの人生を背負って、刑務所で生活をしています。
日々、自身の犯した罪を反省しながら、規則正しい生活と労働を通し、
二度と過ちを繰り返さないと、それぞれが誓っていることを願わずにはいられません。
さらなる再犯防止を食い止めるために、ラジオ番組を通じて彼らの心の闇に迫っていけたらと、
この番組を企画いたしました。受刑者の思いをラジオにのせて、
社会復帰への意欲を高め日々の暮らしの励みとなれば幸いです。
○番組タイトル:「苗穂ラジオステーション」
○パーソナリティ:塚原紀子(革工芸作家)
○番組内容は、受刑者からの手紙とリクエスト曲によって構成します。
≪札幌刑務所では≫
30分番組「苗穂ラジオステーション」を月2回所内で流しています。
≪三角山放送局では≫
刑務所で流したあとに、毎週金曜の11:30~12:00から地域社会に向け放送しています。
(※本放送の翌週は再放送をしています)
≪当企画の目的≫
- 受刑者が手紙を書くことによる受刑者の精神的安定と、心のケアに寄与する。
- 受刑者が番組(社会)とつながっていることによる社会復帰への意欲促進。
- 受刑者が再び犯罪をおかすことのないよう、日々の暮らしの励みとなるよう。
- 刑務所内だけでなく、一般社会のFMラジオで流すことによって、社会の受け入れ意識の啓蒙を図る

(写真:法務省日笠矯正局長、吉弘矯正課長と)
