令和7年度・第1回番組審議会のご報告をいたします
- 開催年月日 令和7年6月17日
- 委員の出席 出席委員数 6名
- 議題 番組「コミュニティ放送のこれから」についての意見
・臨時災害局の開設について、協定を締結したとのことで、とても有意義なことと思う。今後も、コミュニティFMとしての災害時の役割を果たしていってほしい。
・局長が幼少期からなじんできたラジオのお話と、若い女性の職員さんも中学生くらいからラジオを聴いていたという話が、世代を超えたラジオの普遍的な魅力を表しており、ほほえましく聴いた。ラジオとはいつの時代も、若者の側であり、弱者の立場であってほしい。
・情報媒体が多い中で、ラジオを選んでくれる人が少なくなっているように感じるので、これからのラジオの在り方を興味深く聞いた。
・若いかたのラジオ離れはあるかもしれないが、私と同年代の人たちには、ラジオのファンが多い。いつも同じラジオ局を聞いていて、テレビはほぼ見ないと言っている。ラジオ好きな方は根強いと思う。
・災害時の取り組みがクローズアップされるが、日頃の地域とのつながりが重要だと感じた。コミュニティ各局が取り組まれていると思うが、信頼される存在、身近な存在であることを追求いただきたい。
・委員もハガキリクエストを送った記憶があるので、ラジオに育てられたといっていい。学校では教えてくれないことを教えてくれたような思い出がある。
・三角山放送局のように「話したい人がマイクの前で伝える」というのが、これからのラジオの標準になるのではと感じた。経営の意味でも、広告媒体として売り上げをあげることは競争が激しいため、厳しくなる可能性がある。互助会のように、話したい人たちが対価を払った上で運営していくような形態も出てくるのではないか。ただし、狭いコミュニティの中だけでやりべきではなく常にオープンに、門戸を開きながら、運営の秩序を守っていくこと、ラジオ局の理念管理、運営管理が、放送局の役割となるのではと思う。
・コミュニティ放送は、ある意味で放送制度の緩和であり、新規参入を拡大させたと思っている。緩和がもたらしたこととして、役割を果たしているとは言い難い、残念なコミュニティ局もあるのは事実だ。悪貨は良貨を駆逐する、ということのないように、業界全体のボトムアップを期待したい。