令和6年度・第2回番組審議会のご報告をいたします
〇開催年月日 令和6年6月19日
〇委員の出席 出席委員数 6名
〇議題 番組「音を頼りに音便り」についての意見
・全盲のパーソナリティで、かつては福田浩三さんが盲導犬といっしょに放送局に来ていたのを思い出す。ゆったりと丁寧は話し口調が聞きやすい。
・障害者の合理的配慮の話が興味深かった。主催者が何の疑問をもたずに、視覚障害者に紙の資料を渡していた。これまで平然と行われていたことは、健常者のひとりとして猛省しなければならない。ICTの発展でスキャン読み上げ機能があるなど、大変ためになる放送だった。
・障害者の過度なわがまま、カスハラ的要求を呑むことはないという当事者の意見に納得した。合理的配慮とはそのわがままを聞き入れることではなく、スタートを公平にゼロ地点にすること・・・。なるほどと感心した。
・障害は「個性」や「特徴」という風潮に異論を投じる吉田さんにとても共感した。障害はやはり不利益だし、不便という率直な意見は尊重すべきと思った。リスナーに考える時間を与える有益な放送だと感じた。
・先生のようなしゃべり方と思って聞いていたら、やはり盲学校の元先生。コンサートの会場で、安全確保を理由に聞きたい席で聴くことができなかった話は、とても悲しい。弱者や少数者を優先できる社会になることを願う。